【プロセカ】ほのぼのギス彰志歩いいぞ！！！【feat.初音ミク】

「「あっ」」ﾊﾞｯﾀﾘ
「こんにちは！確かチョコレート工場で桐谷さんと一緒にいた…」
「…日野森志歩です。司さんと一緒にショーをやってましたよね？」
「ああ、見てくれてたよね！ちょっとはずかしいな…。僕は東雲彰人。桐谷さんの知り合いで日野森ってことは…お姉さんはもしかして日野森雫さん？」
「……えぇ、まあ」
「やっぱり！あのときはチョコレートありがとう！すごくおいしかったよ！」
「…あのときはそんな話し方じゃなかったと思うけどね」
「えっ？」
「猫被ってるのか知らないけど、やめた方がいいんじゃない？気持ち悪いし」
「あー…そういやあのときはそうだったか。悪かったよ。これがオレなりの処世術なもんでね。そっちはいかにも一匹狼って感じだな。ご苦労なこった」
「…別に苦労なんかしてない」
「へーへーそいつはよかった(ry

「しぃちゃんおまたせ～💕会いたかったわ～💕」
「お、お姉ちゃんくっつかないで…」
「あら彰人くん！久しぶりね～しぃちゃんとお友達だったの？」
「お姉ちゃんこの人と知り合いなの？」
「お久しぶりです。妹さんとは前に会ったことがあって…姉妹同士仲がいいんですね！素敵だと思います」
(ｲﾗｯ)「…お姉ちゃん、もういいでしょ。今日は一緒に買い物するんだよね」
「そうねぇ…あ、そうだわ！彰人くんも一緒にくる？」
「えっ？」「は？」
「彰人くんはアルバイトでお洋服を売ってるのよね？一緒にしぃちゃんのお洋服も見てもらうのはどうかしら！名案だわ～！」
「え、えぇいいですよ。今は時間も空いてるんで…」
「えぇ…」
(成り行きでokしちゃったが、面倒なことになったな…)
(こんなのにお姉ちゃんが騙されてるなんて…なんとか化けの皮を剥がせないかな…)
「じゃあ行きましょ～！」

(どうにかしてこの猫被りの本性を暴きたいけど、そもそもこの人のこと何も知らないな…)
ﾋｪｰｻﾓﾁｬﾝﾄﾞｺｲｸﾉｰ‼︎
ママーおっきなワンちゃんが走ってくるよ～
「！！！」ﾋﾞｸｯ
「あら？彰人くんどうしたの？」
「いえ！別に、何も！」
(！！これは…)
「お姉ちゃん。服見る前にペットショップ寄ってもいいかな？できればふれあえるヤツで」
「あら、珍しいわね。いいわよ～」
(こ、この一匹狼……！！)

「ワンちゃんかわいかったわね～。彰人くんはチワワみたいに震えてたけど何かあったの？」
「だ、大丈夫です！沢山の犬に囲まれて自分もチワワになった気分だっただけです！はい！」
「東雲くん、楽しそうだったね」ﾆﾔﾆﾔ
「う、うん！とっても！……ところで妹さんはウサギが好きだったりします？」
「えっ？」
「あら、そうなのよ～！しぃちゃんは昔ウサギの形のお月見だんごを一生懸命つくってね！お母さんにみせるんだ～って…」
「お、お姉ちゃん！そういうのは言わないでいいから！」
「へぇーそうだったんですね。ウサギを抱いてたとき口元が緩んでたんでもしかしたらと思ってたんですよねぇー」ﾆﾔﾆﾔ
(こ、この猫被り……！！)

ほのぼのギス彰志歩いいぞ🥰

「しぃちゃんこれなんかどうかしら～💕」
「着ないからそんなフリフリ…」
「えぇ～似合うと思うんだけど…あ！彰人くんはどう思う？しぃちゃんにピッタリでかわいいでしょ～？」
「……」
(まずい、こんなの面白がるに決まって…)
「うｰん…お姉さんの選んだ服もいいセンスだと思いますけど、一番は本人が何を着たいじゃないですか？」
(あれ…？)
「普段クールな妹さんならこういったラインの服でシャープな印象を与えるのがいいと思いますね。かわいさを魅せたいならベルトやネックレスみたいな小物でさりげなく主張する方が妹さんでも無理なくできるんじゃないですか？」
「まぁ！さすが彰人くん！セレクトショップで働いてるだけあるわ～！」
「な、なんで…？」ﾎﾞｿｯ
「勘違いすんなよ。バイトとはいえこういう仕事してる以上、面白半分でハンパなこと言いたくねぇだけだ」ﾎﾞｿｯ
(！この人、意外と芯がしっかりした人なのかも…)
「でもまぁ今のはあくまでバイトとしての意見なんで、僕個人としてはいいと思いますよ。フリフリ」
「じ ゃ あ フ リ フ リ に し ま し ょ ～ ～ ～💕💕💕」
「あっ！ちょっと！ホントに着ないからね！」
(ま、それ以上にオレはやられっぱなしは趣味じゃないんでな)
(や、やっぱりこの人とは気が合わない！！)

〈絵名の鏡の前〉
(さすがモデルもやってたアイドルはいいセンスしてるな)
「カワイイ」
「……」ﾌﾘﾌﾘ
「……ふふ」

フリフリという文字を見ただけで瑞希を思い出してしまう